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月曜日、学校の帰り道でのできごと。

いつも学校のそばの広い公園を突っ切って帰るんですけど、
その日も音楽聴きながらぼんやり歩いてたら、突然足元にワサワサ動くものを感じて。


びっくりして足元見たら、体長20cmくらいの仔猫だったんですよね。



その愛くるしさに悶絶しつつ、
こんだけ小さいとなると近くに親猫がいるんじゃないかと思って
あたりを探してみるも、どこにもいない。

捨て猫かと思いつつ、うちでは飼えないので元いた場所に返して退散しようとするも
こいつ、僕が離れるとちょこちょこついてくる。
待って~~みたいな顔して追いかけてくる。
で、靴の上に乗っかってズボンを噛む。



どうしろというのですか。



仕方なく猫を膝の上に置き、ベンチに座って考えているとオッサンが来まして。

「おぅ、ネコか?」
「はい、くっついてきたんです」
「あ~毛も綺麗やし捨てられたばっかのヤツかもなあ・・」
「捨て猫ですかぁ・・どうしたらいいんでしょう?」
「兄ちゃんに懐いとるし飼うたりや~~」
「そうはいかないんですよねぇ・・」


と、ついでに一応警察と動物病院に連絡してみたら?と提案されたので、
近隣の動物病院に電話してみるも
つながらない。深夜23時ごろだったのでそれはそう。
近くの交番に行ってみたけど「うちではどうすることもできませんねえ~・・」
とやんわり断わられる。


仕方ないので翌日朝イチで動物病院につれてくことにして、一晩家で面倒を見ることに。




といっても僕
生き物に関してはメダカと金魚くらいしか飼ったことなかったので、
猫、それもこんな赤ちゃん同然の子猫の世話に関しては全く未知の世界。

部屋だってお世辞にも「猫の飼育に適していますね」とは言いがたい雑多で埃まるけな空間だし、猫が食べるようなものをストックしているはずもない。


とりあえず「トムとジェリー」の劇中ではよく牛乳飲んでたなあと思い、
冷蔵庫にある「おいしい牛乳」を少し温めてあげてみるも、なんか飲んでくれない。
牛乳を無視して前足を皿に突っ込んでじたばたしようとする。馬鹿野郎。
そうだ食パンもあるぞ!と思って牛乳に浸してあげてみるも、匂いだけ嗅いで猫パンチ。



・・後に判明したけど牛乳もパンもあまりあげないほうがいいらしい。ごめんよ・・



こんな感じで困っていると、Twitterで事情を知った友人から家に行って何か手伝いましょう、との一報が入った。
ありがたい!



お腹が空いてるのか、知らない場所に連れて来られて不安なのか
ずっとミャーミャー鳴いてる猫をひたすら撫でて落ち着かせつつ、友人の到着を待つのでした。




その1、終わり

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