たまには吹奏楽ネタ。
僕はそんなに吹奏楽に精通しているわけではないのだけど
(3~4年くらいしか吹いてないし)
この曲は吹奏楽を始めた頃iTunes内に作った「個人的好きな曲リスト」の中でも
3年前のメンバー入り以来不動のエースを守り続ける名曲中の名曲である。
吹奏楽がまだ一ジャンルとして確立していなかった1903年頃につくられた曲で、
作曲者は「惑星」で有名なホルスト。
「惑星」が書かれたのが1915年前後なので、この曲が書かれた当時はまったく無名の作曲家だったと思われる。
端的に言うと純粋。ただただオーソドックス。
しかし単純というわけではなくて、「全く無駄の無いハーモニーと各楽器の音色を最大限に活かしたメロディ、そして伝統的で簡潔な手法は吹奏楽のバイブルとも言える」(大阪市音楽団)と評されたりもする。そういう意味で現代の吹奏楽の基礎を築いた作品である。
まったくクセが無くていつ聴いても感動できて、いつまでも飽きずに聴いてられる。
そして聴けば聴くほど新しい発見があって、その度に作り込みの精密さに驚かされる、どこまでも奥が深い曲だと思う。
この曲を知らない人に「どんな曲?」と聞かれたら「天然水みたいな曲(ドヤアア」って言ってやろうと思っているのに聞かれた試しが無いので今度聞いてください。
余談だけどホルスト自身は「惑星」を自信作と思っていなかったらしく、「惑星」が有名になる一方で自分の他の作品が評価されないことに不満を抱いていたらしい。
この第一組曲もそんな作品の一つだったのかもしれない。
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