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たまには吹奏楽ネタ。


僕はそんなに吹奏楽に精通しているわけではないのだけど
(3~4年くらいしか吹いてないし)
この曲は吹奏楽を始めた頃iTunes内に作った「個人的好きな曲リスト」の中でも
3年前のメンバー入り以来不動のエースを守り続ける名曲中の名曲である。


吹奏楽がまだ一ジャンルとして確立していなかった1903年頃につくられた曲で、
作曲者は「惑星」で有名なホルスト。
「惑星」が書かれたのが1915年前後なので、この曲が書かれた当時はまったく無名の作曲家だったと思われる。


端的に言うと純粋。ただただオーソドックス。
しかし単純というわけではなくて、「全く無駄の無いハーモニーと各楽器の音色を最大限に活かしたメロディ、そして伝統的で簡潔な手法は吹奏楽のバイブルとも言える」(大阪市音楽団)と評されたりもする。そういう意味で現代の吹奏楽の基礎を築いた作品である。


まったくクセが無くていつ聴いても感動できて、いつまでも飽きずに聴いてられる。
そして聴けば聴くほど新しい発見があって、その度に作り込みの精密さに驚かされる、どこまでも奥が深い曲だと思う。

この曲を知らない人に「どんな曲?」と聞かれたら「天然水みたいな曲(ドヤアア」って言ってやろうと思っているのに聞かれた試しが無いので今度聞いてください。


余談だけどホルスト自身は「惑星」を自信作と思っていなかったらしく、「惑星」が有名になる一方で自分の他の作品が評価されないことに不満を抱いていたらしい。
この第一組曲もそんな作品の一つだったのかもしれない。

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家に帰ると、教授の寝床であったダンボールやら汚れた布団やら食べかけの缶詰やらが残っていて、虚無感と喪失感にひどく苛まれた。

しかも、次の週はゼミの発表である。
現実が戻ってくると同時に、あの猫は幻だったんじゃないか、なんて思ったりもした。





短い間ながら猫を飼ってみて、あのときのことを振り返る。

猫を拾ったその日から、自分の行動やエネルギーの矛先がすべて「猫の為」になっていた。
教授のためならどんなにめんどくさいことでもやれる気があったし、自分のことを犠牲にしてでも教授の世話をしていたように思う。

実際、教授を拾ってから引き渡すまでの3日間は1日1~2時間程度しか眠らなかったし(それも眠かったのではなくそろそろ寝ないとまずいかな、という義務的な睡眠だった)、飯も二日目にカップラーメンを1個食べただけだった。
今考えると頭がおかしいのだが、このときは眠いとも腹が減ったとも思わなかったし、それよりも教授が腹を空かしていないかのほうが重大な問題だった。

音楽も聴かなかったし、当然勉強もしなかった。


よく、赤ちゃんを持つお母さんが体を壊してまでも子供の世話をしてしまうなんて聞くけれど、本当にその気持ちがわかったような気がする。
将来子供を持つかどうか怪しいが、10年先回りして子育てを経験してしまったみたいである。
無論、猫の子供だからまだよかったものの人間の子供を育てるとなったらこれの比ではないんだろうな、とは思うけれど。





教授が捨て猫だったのか野良猫だったのかははっきりとわからないけれど、あんなにも毛が綺麗で病気にもかかっておらず、初対面の人間に対してやけに人懐っこいところを見るとやっぱり捨て猫なんじゃないかという憶測は捨てきれない。

教授を捨てたアホ飼い主がいるとしたらいますぐ会ってぶん殴りたい気分でいっぱいなのだけれど、本当に、動物を飼うならそれ相応の責任を負って、繁殖させる気が無いならそれなりの対策を取れと、至極当たり前の言葉しか出てこない。

教授はある意味で幸運だった。
いい里親さんに引き取ってもらうことができた。

しかし大抵の猫は里親を見つけようと思っても見つけられず、最悪の場合は保健所行きである。
そもそも捨てられる猫のうち誰かに拾われる猫すらも少数派で、拾われずに野生化した猫はその半数が死ぬ運命にあるし、死ななかったとしてもほぼ100%の猫が感染症や虫害に苦しむのである。



捨てる側はポンと捨てるだけだから楽である。あとは忘れてのほほんとするだけだ。
しかし捨てられる側はたまったもんじゃない。
捨てることによって発生する自分以外への不利益、特に捨てられた動物が受けるであろう悲惨な運命をもっと考えとけ馬鹿野郎という話である。
そしてそれが考えられないというのなら動物なんか飼うなという話である。



以上が教授を保護した3日間で思ったことである。
なんでこんなに長々と日記を書いたのかというと、もはや自分の記憶の中で幻と化している3日間の思い出を文章の形で残しておいて、当時思ったことや考えたことを風化させないようにしとこうと思ったからである。


かといってFBやTwitterで見せびらかすほどのものでもないので、特に誰も見てなさそう、あるいは物好きな人が1人2人見てるくらいなこの場所に置いとこうと考えた次第である。



誰だかわからないけどちょこちょこ観に来てくださってる方、ありがとうございます。
今後もルネサンスをよろしくね。ばいびー。

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6月下旬くらいに書いてたんだけどデータふっ飛ばしてしまってしばらく放置してました()

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そんなわけで里親は見つかった。

名乗りを挙げてくれたその人は僕と同い年で、京都でお婆さんと2人で暮らしているらしく昼間はお婆さんが面倒を見てくれるとのことだった。
まだまだ身辺の世話の必要な猫にとってはこれ以上無いくらい好条件だ。


手放したくないという気持ちもありながらこれだけの条件ならやむを得まい、と思いながら早速アポを取り、それじゃすぐにでもお会いしましょうとのことで2日後の引き渡しが決定した。
ここまで猫を拾ってからわずか2日目のこと。難航すると忠告された里親さがしもこんなにすんなりと終わるとは思わなかった。




この頃になると猫のほうも警戒心を無くして、かなり人懐っこくなってきた。

まず僕が部屋の中で移動すると必ずついてくる。
そして足にしがみついてくる。かわいい。(たまに足の指を噛まれたりするが)

パソコンを触ってたり本を読んでたりすると膝の上に乗っかってくる。
なでてやったりすると喜ぶ。かわいい。

僕は寝る時いつもうつ伏せなんだけど、そうやって寝てると背中に乗っかってくるか腕の間に入ってきて体の隙間で一緒に寝ようとする。くそかわいい。

朝、外が明るくなると自分で起きて、猫パンチで起こそうとしてくる。
僕が気づかずそのまま寝てたら布団の上にフンしてた。これはかわいくない。

ともかく猫が来てから僕の生活は潤いまくりで、生活の中心が猫であるとも言えた。




名前の話。

猫を拾ってからというもの、一度見てみたいといって友人が何人か遊びに来たのだけど、名前が無いといろいろ不便だという意見があって仮名をつけることになった。

その名は「教授」。
センター分けのような顔の模様と鼻の下のちょび髭がいかにも教授っぽいから。

最初はうーん?って感じだったけど呼んでるうちにしっくりきた。お前は教授だ!
個人的には経済学史あたりが専門なんじゃないかと踏んでいる。


僕「教授、道徳感情論と国富論の関係性についてはどのような考えをお持ちですか?」
猫「にー!」
僕「そっかー。」





閑話休題。
そんなこんなで引き渡しの日が来た。
引き渡し先は大学付近の公園で家からは遠いので、寝てるところを見計らってトートバッグに入れ、地下鉄に乗って連れて行った。


約束どおりの場所で教授を膝に乗せて待っていると、仲介してくれたゼミの友人と里親さんが来て、教授氏を一目見た途端「かわいい!」と言ってくれた。
当たり前だ、教授はかわいいのだ。

里親さんは僕と同じ大学の3回生で、優しそうな爽やか大学生という雰囲気があり、話した感じいい人そうだった。
この人なら大切にしてくれるだろう、と思いつつ、仮名は教授だが適当にしっくりくる名前を付けてほしい、それからエサはこれこれで、ワクチンもお願いしたいといったことを伝え、病院で貰ったエサとミルクも引き渡した。



教授は里親さんに抱かれ、「なんで?なんで?」みたいな顔をしている。

残念。僕はお前の親にはなれないのだ。
せっかくいい人にもらわれたんだ、幸せになれよ、

と教授にテレパシーを送りつつ、いつか大きくなったらぜひ会わせてほしいと約束してもらい、別れた。



帰り道ほんのすこし泣きそうだったのは内緒。



その⑥へ。

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「野生に放せば半数が死ぬ」

その日一日中、何度もこの言葉が重く突き刺さった。
野生に放さなかったとしても、保健所に連れて行けばほぼ100%の確率で処分されてしまう。
ぼくが里親を見つけられなければ、そんな残酷な(というかあまりにも残酷すぎる)運命がこの小さな体に待ち受けているのだ。

これまでの人生で経験したことのないくらい、自分に重い責任があることを感じた。


なんとしてでも引き取り手を探さなきゃいけない。


そう思う一方で、心のなかでは猫を手放したくないという気持ちも湧いてた。
拾ってから一日世話してるうちに、猫の方も僕に懐いて横で一緒に寝たり甘えてきたりしてたし、僕の方もまるで自分の子供を持ったかのような、愛情に似た感情を持っていた。

出来ることなら本当にこのまま育ててあげたかったし、正直「友達の知り合い」とか、自分の与り知らないところに引き取られてしまうのは嫌だという気持ちもあった。
猫の立場に立てば、大切に育ててくれる人に引き取ってもらえるなら僕から離れようとまったく関係無いし、むしろ当分一人暮らしで満足に世話も出来ない僕にいつまでも保護されているほうが不幸ですらあるかもしれない。
なのに心の中では、猫を自分の目が届く範囲においておきたいという、自分本位でしかない感情を優先させようとする力が湧いていたのだ。



今考えると、実にアホらしい!

散々Twitterで「子離れできない親は罪だ」とか「過保護な親は子供の幸せよりも自分の満足感を大事にしてるだけだ」なんて言説に「そーだそーだ!」と言いながら嬉々として星を付けたりしてるくせに、いざ自分が親と同じ状況に置かれたらこれだ。
まさに、猫の幸せよりも自分の感情を第一に考えていたのである。


それでも、このときは自分の矛盾した感情にまったく疑いを持っていなかった。
いや、矛盾に気がついてはいたけれど見て見ぬふりをしていたと言ったほうが正しいかもしれない。

どっちにせよ「里親を見つけなければならない、けれども目の届く範囲に置きたい」という条件を満たす最良の解決策は、なんとかして祖父母の家に引き取ってもらうことである。
そして自分の感情の矛盾に気づかない哀れな僕は、さっそく祖父母の家に電話をかけたのである。


祖母「おぅ、どうした?」

ぼく「実は昨日猫拾ってんけど、うちでは飼えんくて・・」

祖母「猫?そんなもんあんた、飼えやへんやろ」

ぼく「そやねん、やから引き取ってくれるところを探しとって・・」

祖母「そうは言うてもなあ~、猫はひっかくやろ、うちではよう飼わんな~」

ぼく「そこをなんとか、他にアテが無いねん・・」

祖母「ほんなら捨てるしかないで、どっか山にでもほるか。御所に置いといたらええがな。」

ぼく「す、捨てるのは出来ん。さすがにかわいそうやし・・」

祖母「ほんなん言うてもあんた、情が移ったらしまいやで~勇気出してほらんと」

ぼく「ええ・・・」



交渉は失敗した。
人(特に孫)に対してはあんなに優しい祖母も、猫に対しては畜生も同然の扱いである。
哀れな僕は、望みが消えてしまったことへの絶望と同時に、簡単に捨てろと言ってしまう祖母の無神経さにも多大なショックを受け、猫を抱きながら人知れず涙した。


実家はダメ。祖父母宅もダメ。
叔母宅は犬飼ってる。
叔父宅は賃貸。

八方ふさがり。
もはや「自分の目の届かないところに引き取られる」シナリオは確実となった。




情がうつってしまったらしまいだ。
まさにこの時の僕は、三重弁で言う「しまい」だった。





そんな折に、ゼミの同期から「友達が飼いたいって!!」と連絡が来た。

僕がアホなことをしてる間に、有力な里親候補が見つかってしまった。



⑤へつづく

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と、いうわけで朝九時、1限のゼミをサボって動物病院へ連れてった。
教授にはちゃんと「猫を保護したので・・」と正直に連絡したけど。

動物病院なんか行ったこともないし、どこがいいとかいう情報も全く無いままとりあえず家から一番近いところを選んだけど、わりと綺麗な病院だったし看護師さんも獣医さんもいい人だった。


体重340gで生後1ヶ月弱、体の異常は特に無し。寄生虫も無し。
一応体の消毒をして、何やら「高級なエサ」も食べさせてもらってた。



医者「生後1ヶ月くらいというと本来はまだ乳を飲んでいる時期やね。これから1ヶ月くらいは一日に4~5回、猫用のミルクと離乳食を与えること。」

ぼく「はい・・」

医者「君ら学生? なら学校行く前にエサあげて、休み時間にでも戻ってきてエサあげて、って感じで大変やと思うけど、役割分担してなんとか世話したってね。」

ぼく「はい・・・」

医者「それから2ヶ月したら必ず血液検査を受けて、ワクチンも打たないかんな。このまま家で飼ってもらうんが一番いいけど、ムリかあ・・」

ぼく「そうですね・・・」

医者「そんなら友達とかあたってなるべく早く里親見つけましょね。なかなか大変やと思うけど・・野生に放してしまうと半数は亡くなってしまうしね。」

ぼく「はい・・・・」

医者「なんかあったらすぐ電話してくださいね。診察時間内なら相談乗れるし。」

ぼく「ありがとうございます」



こんな感じで診察は終了。
診察代とエサ代、ミルク代なんかで5000円だった。ひぐち・・


病院を出たあとは講義があるということで友人とは別れ、いよいよ1人でアパートに持ち帰った。



ここからが本当の試練。
正直言って僕の数少ない友人知人の範囲で引き取ってくれる人を見つけられる気がしなかった。
アパートの管理人にバレるのも時間の問題である。
早急に行動に移さなくては・・。


無邪気にシャツの袖を噛んで遊んでる猫を可愛いと思いながら、こりゃあ大変だ・・と再び頭を抱えるのでありました。



その④へ

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